Mosaiqe_de_Chie 2016-10-14T18:09:36+00:00

Project Description

Mosaique de Chie

優れたクラフトマンの協力により誕生した

モザイク・ド・チエ

78年、ファー・デザイナーになることを決心した今井千恵は、布帛のように軽く、しかも鮮やかなカラーリ-ングのこれまでにないモダンなファー・コートを考え、毛皮の本場、北欧フィンランドの毛皮メーカー、リンナネン社に生産を依頼した。それまでの毛皮製作の常識を打ち破った今井千恵のデザインは、当初リンナネン社を困惑させた。

型破りのデザインと困難

コートを軽くするための特殊な革のなめしの技術、鮮やかなカラーミックスのためにミンクを丹念に繋ぎ合せて柄をつくる作業など、いずれも高度な技術と長い作業時間を要するものだったが、熟練したクラフトマン(職人)の手作業により克服され、美しい毛皮の作品へと完成されていった。
これが、今井千恵の代表作となる『モザイク・ド・チエ』である。
こうして始まったリンナネン社とのパートナーシップはより一層太い絆で結ばれ、今に至る。
モザイク・ド・チエのミンク製作には、非常に高度な技術と長時間の作業が要求される。
明るい照明設備の整ったリンナネン社では、作業の分担が行われており、各パートの技術者がそれぞれの役割をこなすため無駄がなく、最高品質の『モザイク・ド・チエ』のミンクのコートやジャケットが完成する。

MOSAIQUE de CHIE

モザイク・ド・チエの製作工程

軽量感を出すための特殊な革のなめし技術や、ミンクを丹念につなぎあわせ、鮮やかなカラーミックスを実現する作業など、いずれも高度な技と時間を要するもの。
フィンランドのクラフトマン(職人)の熟練した手作業のにより、美しい色彩の『モザイク・ド・チエ』が完成する。
原皮は加工され、いくつもの工程を経て、、仕上げに毛皮専用のクシで毛並みを整える。こうして美しい色彩の『モザイク・ド・チエ』が完成する。

モザイク・ド・チエにかける 熱き思い

“洋服のように軽く、色鮮やかで、日常に着られるファー”をコンセプトに誕生した『モザイク・ド・チエ』
最高品質のホワイトミンクを染め、細かくカッティングしたものを、モザイク状に色合わせしながら、丹念につなぎ合せるという非常に高度な技術と長時間の作業が要求されます。この芸術作品のように美しいコートが出来上がるまで今井千恵の熱き情熱とフィンランドの熟練した職人をはじめとする多くの人々との出会いがありました。

1978年
たまたま出掛けたパリの街角で、華やかなピンクの毛皮に出会ったのです。
当時、毛皮といえば黒や茶が中心でした。

「毛皮でもこんな明るいカラーの毛皮が出来るのか・・・」

と大きな衝撃を受けました。「毛皮に色が付けられるのだから、色を組み合わせることだって出来るはず」

と気付き、「美しい色彩をミックスしたオリジナルファーを自分でデザインしよう」

と思い立ちました。実際の毛皮を製作するにあたっては、フィンランドにある『リンナネン社』との出会いが大きな転機となりました。当時の同社は今より規模も小さい、地元の一工場に過ぎませんでした。しかしながら熟練した職人が多く、技術がしっかりしているところに惹かれ、パートナーシップを組むことに決めました。

当初から私は 「毛皮にも洋服のように軽く、色鮮やかで、日常着られるものを」と考えていました。
また「ニットのように鮮やかな色に染め上げられたモダンなファー」を目指してもいました。

こういったアイデアはすべて当時の毛皮の常識に反するものでした。
そのため、『リンナネン社』を当初は困惑させてしまったものです。

毛皮を軽くするための特殊ななめし技術の開発や、ミンクを鮮やかな色に染め上げた上で細かく刻み、
正確につなぎ合せるという作業は、高い技術をもってしても困難と言われてました。

大変な忍耐と努力を要しましたが、「必ず美しい作品が仕上がる!」
という確信を持っていましたので、決して諦めたり妥協したりすることはありませんでした。

最高品質のホワイトミンクをなめし、染色してカッティングしたものを、モザイク状に数色つなぎ合わせる。普通なら20着分のコートが作れる時間でやっと1着が出来上がる、といった具合です。

「色落ちしない美しい色に染め上げるまでに、5年ぐらいかかりましたね」
華やかで軽く、リバーシブルにも着ることができる革新的なファーコート。
それが『モザイク・ド・チエ』なのです。