今井千恵は原料からデザインの世界に入ったデザイナーといわれています。
毛皮の良し悪しは原皮によって決まると言われるように高級なものになればなるほど原皮の品質が重要となってきます。ロイヤル チエの作品に使われている原皮はフィンランドとデンマークの毛皮オークションで選出される、SAGA selectedを使用しています。

今井千恵のデザインの特徴は「モザイク ドゥ チエ」に代表される美しい色合い、そして「日常に着るファー」というコンセプトから生まれた、毛皮とは思えないほどの軽さにあります。
今井がデザインを始めた当初、毛皮といえば黒や茶が中心でした。また、デザインは原毛の風合いをただ生かすことだけに注力されていました。当時の「毛皮」といえば一種のステータスであり、肩にのしかかるように重たいものばかり。日常のおしゃれに毛皮を着るという考えは一般的ではありませんでした。
しかし今井は「洋服のように軽く、鮮やかで日常的に着られるもの」という着る側の女性の発想からデザインを始めたのです。
幼い頃から身に付け、海外で培ってきた美意識は毛皮に色をつけるという大胆な発想を生みました。また、毛皮を軽くするために切って縫い合わせたり、裏地をなくし、1枚仕立てにしたり、リバーシブルに仕立てたり…「日常に着るモダンなファー」を今井千恵は目指しています。
デザイナー今井千恵は今から15年前、ファッション誌の代表格であるPARIS VOGUEにも「色の魔術師」として紹介され、高く評価されています。

ロイヤル チエの作品は、海外工場で熟練した職人によってひとつひとつ丁寧に縫製されています。
特に「モザイク ドゥ チエ」シリーズは軽さを出すために特殊な革なめしの技術を使って加工し、様々なカラーに染め上げたミンクをハンドカッターで小さな四角状にカット・色あわせをした後、一枚一枚を丹念につなぎ合わせるといった、非常に手の込んだ工程を踏んで製作されます。いずれも高度な技術と長い作業時間を要するものです。

ロイヤル チエはケージで飼育された完全養殖の毛皮を使用しています。現在、市場に出回っている毛皮の99.9%は養殖といわれています。食用の魚肉と同じように、養殖で育てられており、自然の生態系を壊すようなことはありません。
また、様々な寄付活動にも積極的に参加しています。2001年には9.11の被災者義捐のためにチャリティーセールを行いました。2003年10月16日にはNY St. Regis Hotelでチャリティーショーを開催しました。
|